2015年度ゴシップ上半期アワード〜前編〜
- ジャスティン・ビーバー、国際指名手配
- TIDALの沈没
- ブリトニー・スピアーズの妹がパブで喧嘩仲裁の為に包丁を持ち出す
- CM女王ミランダ・カーが日本語発音を習得
- ジェニファー・ロペス『光を感じて』に光を感じて、ついでに倒産危機のドリーム・ワークス・アニメーションを救う
1.ジャスティン・ビーバー、国際指名手配
(モッブ掃除してるのかと思ったら国旗侮辱)
日本ウォッチャー界で「王」と崇拝されるJustinBieber様が遂に国際指名手配。ICPOが加盟190国・地域に逮捕を求める非常事態へ。しかし、フタを開けてみると「ボディーガードにパパラッチへの暴行を指示した疑い」という軽犯罪。恐らくは、出廷要請を無視され、ビーバー容疑者に国旗を踏みつけ侮辱されたことにアルゼンチン裁判所が激怒した為だと思われる。国際指名手配するならもっと他に入念対処すべき重罪犯罪があるのでは?と思わざるをえない。ビーバー様を「アメリカ名物・グレる子役」視する寛容な日本のみならず、ビーバー様を常時憎んでいたはずのアメリカ本国までも軽く受け止める状況に。結果、国際指名手配によりビーバー様の格が何故か上がり、アルゼンチン裁判所の権威ブランドが降格しただけなのであった。
参照:ジャスティン・ビーバーに暴行事件で逮捕状 - ライブドアニュース
2.TIDALの沈没
(この時は幸せだった....。)
続きを読む'15上に聴いたジャズ、クラシック、モダンクラシカル (Brasstracks/AVISHAI COHEN TRIO/FRANÇOIS-XAVIER ROTH/Nils Frahm/Michael Price)
掴みとして人気曲のBrassリミックス。SoundCloudのFlow-Fi界隈にて活躍する、フューチャーベース+Brassな2人組BrasstracksによるRihanna and Kanye West and Paul MacCartney『Four Five Seconds』Brass ver.。インストゥルメンタル版はこちら。
【JAZZ】AVISHAI COHEN TRIO『From Darkness』
イスラエルのベーシストによるベース、ドラム、ピアノ三重奏。まず超絶技法です。「Abie」は5拍子と思わせて5と2/3拍子。ラテン・パートがまた凄い。詳しくは下記に掲載させていただいたブログをどうぞ。ラテンイズムで超難度リズムが爆発している②の他にも、クラシカルなイスラエル・ジャズ・バラードの③、テクニカル・フュージョンな⑥、そしてクラシック映画音楽の⑪。これだけ多くの要素がありながら、全体的には簡潔にまとまった印象すら受けます。実験的な挑戦を試みながら、実験作に聴こえない一枚。
おすすめ記事→Avishai Cohen Trio "From Darkness"(Razdaz Recordz) - McLean Chanceの「Love Cry」
【Classic】FRANÇOIS-XAVIER ROTH,Les Siecles Orchestra『France-Espagne』
続きを読む『ラブライブ!The School Idol Movie』マイルドヤンキー的「今の私たち賛美」
『ラブライブ!』 は一貫して「仲間主義」である。第1期では、ことりは個人の夢を追いかける為に地域の仲間を切り捨て留学しない。第2期では、μ'sは「今の9人」が最高であるから、先輩を送り出して新入生を迎え入れない。ただμ'sは「今の私たち」を賛美する。『僕らは今のなかで』という第1期OPタイトルは象徴的だ。
アニメシリーズの続編である劇場版・『ラブライブ!The School Idol Movie』でもその思想に変化は無い。映画の大筋は以下である。
続きを読むマイルドヤンキーの「地域&仲間主義」は貧困起因
マイルドヤンキーは地元&仲間愛が強い。これが現在のマイルドヤンキーへのイメージだが、それは何故なのか?大きな要因は地方の低賃金、低所得だ。この2つで、一般的に挙げられるマイルドヤンキーの特性は説明がつく。
1.マイルドヤンキーの概要
一般的にマイルドヤンキーはどのような特徴なのか。不動産投資家・芝山元の解説を引用する。
- 生まれ育った地元指向が非常に強い(パラサイト率も高い)
- 郊外や地方都市に在住(車社会)
- 内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
- 低学歴で低収入
- ITへの関心やスキルが低い
- 遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
- 近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
- 小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
- できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向
- 喫煙率や飲酒率が高い
何故、現代のマイルドヤンキー達は、地元と地域の仲間にこだわるのか。何故、彼らが好み易いとされるEXILEが活躍している都市への上京、それどころか都市への遠征自体を嫌うのか。マイルドヤンキーの言葉を流行らせた(そしてその流行を作り出す為に書かれたような著しくデータ掲載不足の)原田曜平『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』を読んでもその疑問は解消されなかった。そんな中、意外にも、専門的分析は行わず目の当たりにした貧困層の若者について伝え続けるルポライター・鈴木大介による『最貧困女子』に納得できる背景が描かれていた。マイルドヤンキーが地元と仲間に拘る理由は、上記概要にも入っている「車社会の郊外や地方都市」「低学歴&低収入」である。
2.低所得で生き抜く術としての仲間主義
続きを読む人間の論理と直観〜うんこカレーに潜む二重過程モデル〜
人間は「直観」から逃げられない。幾ら論理的であるとされる「推論システム」のみで思考しようと努めても、“理屈に合わない”と感じる行動を促す「直観システム」には抗えない。それをカレー&うんこで説明します。(本文1,767字)
1.カレーとうんこカレー
「うんこ味のカレーとカレー味のうんこドチラが良い?」……このジョークは割と有名。タイトルで釣っといて難ですが、この問だと哲学領域に達するので少し変えます。
「貴方は便器を模した皿に載っているカレーライスを普通のカレーライスと同様に感じられるか?」
イメージ画像。
(引用元:「資生堂パーラー」で、贅沢なカレーフェア開催 (1/4)|ニュース|Excite ism(エキサイトイズム))
イメージ図2。
続きを読む名探偵コナン 業火の向日葵★★★コナンの劣化
コナンのネタまとめ感想。全ネタバレ。 (本文2,275文字)
【NY編】
- 「その名も7人のサムライ…!圭子アンダーソン!宮台 なつみ!東幸二!石嶺泰三!チャーリー!」←チャーリーさんだけ苗字が無くて可哀想
- 飛行機での誰得な百合
【空港編】
- 予告編で流れた『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の空中撮影を優に超える怪盗キッドの超絶アクション
- 米日フライトの飛行機が爆破され日本空港壊滅のテロ事件。この大規模な国際犯罪において、飛行機の中から姿を消した工藤新一は重要容疑者or被害者の可能性が高まるのだが、「着信履歴」で何とかなった
- Run Nature(蘭姉ちゃん)の誰得ツンデレ
- Run Nature「新一…!園子…!」←この順序を絶対に崩さない蘭に「男>親友」という厳格な序列付けを感じた
- キッドの事を重大犯罪者として厳しく扱うNY市警チャーリー。キッドを貶すチャーリーを悪役として睨む日本警視庁。国際テロ事件の容疑者を容疑者視するチャーリーさんがどう見ても正しい、狂った空間