2016-01-01から1年間の記事一覧
神クソとは人間讃歌である。「一般的には誰も褒めないネタだが爆笑」……そんなピースフルで最上な賛辞と言えよう。神クソ・スター・アワードとは、社会やマスメディアが決して高尚とはしないスターたちの神クソ言動を仰ぎ、生命の奇跡に感謝する祝祭のような…
今年、メディア媒体で書かせていただいた記事まとめです。 THE FASHION POST 様にて、2016年を象徴するセレブ・トピック記事に携わらせていただきました。ディカプリオの日常エピソード、ビヨンセとニッキーのレッドロブスターな関係等。同媒体様の2015年度…
アメリカで大ヒットしたコメディ映画『バッドママ』がNetflixでリリースされた。題名通り「バットな母親」をテーマにしたR指定コメディだが、この作品のヒットには少し特殊な面が存在する。本記事では『バッドママ』の映画産業におけるニッチな商業的成功、…
女性刑務所を舞台とする『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』は「犯罪者であってもみな人間」ということを描いている。殺人犯もドラッグディーラーも児童誘拐犯もそれぞれ事情を抱える人間である。ここまでは多様性の面で評価を手にするNetflixの看板作品と…
ジャスティン・ビーバーInstagram削除騒動に香る芸能人差別
Netflixドラマ『マスター・オブ・ゼロ』はミレニアル世代を巧みに描く現代的今日的要素を活かしながらいつの世も人間が抱く普遍的なテーマを孕んでいる。 『マスター・オブ・ゼロ』が描くミレニアル世代 高齢者が多い『マスター・オブ・ゼロ』 多くの選択肢…
実在の発明家を描いた映画であるが、まるでシンデレラのようなおとぎ話が志向されている。1980年代アメリカのシンデレラはハンサムな王子様は求めない。男性社会の中で契約相手を探し、魔法使いに資金を求め、銃をとるのだ。 【目次】 【目次】 1.シンデレ…
『名探偵コナン』と題される本作のジャンルはミステリのはずだが、昨年度の失敗の為かミステリ要素が極限まで排除されアクション映画と化している。 【目次】 ミステリを廃した『劇場版名探偵コナン』 ネタ感想 1.ミステリを排した『劇場版名探偵コナン』 …
2015年ごろからパリコレ等でよく見かける、海外ファッション・ブランドの日本アニメ・デザインをまとめました。紹介するアニメ作品とブランドは目次参照。 【 目次】 エヴァンゲリオン&セーラームーン&ファイナルファンタジー / Louis Vuitton ドラゴンボ…
2016年3月、1976年版『スター誕生』リメイク映画からビヨンセが降板した噂が報じられた。2011年時点の監督はクリント・イーストウッド、それが頓挫したのちの2015年にブラッドリー・クーパー監督説が浮上したプロジェクトである。4、5年に及ぶ交渉期間を…
マシュー・ヴォーンはピュアネスな作家だ。私にとって『キングスマン』はブラック・ジョーク作品ではなく「好きなことを無邪気に楽しむピュアネスな映画」である。ヴォーンは差別主義者殺害も楽しんでいる。 【目次】 観客の攻撃性を刺激する構造 マシュー・…
fashionpost.jp THE FASHION POST様の記事『セレブリティ・ウォッチャーが選ぶ、2015年最も世間を騒がせたファッションセレブリティ10人』に携わせていただきました。 記事中ではノース・ウェスト、ケンダル・ジェンナー、ジャスティン・ビーバー、テイラー…